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衣替え、本番 [衣の抽斗]


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ここ二週間連続週末家を空けてしまったので、朝からせっせと家内とふたりプチ大掃除でした。
綿ぼこりって言うんでしょうか、隅っちょになんか仲良く、「そんなにくっつかなくてもいいじゃん」
って言いたくなるくらい佇んでいるところを、容赦なくトルネード吸引で吸い去っていくこの快感。

家中がいちおう一通り綺麗になったところで次は冬物への本格衣替えです。

基本的に商売道具のスーツ・ジャケット・スラックス・Yシャツ・コートの類はクロセットに吊るしッ
放しなので、防虫カバーから出してスタンバイさせるだけですが、セーター・マフラー・手袋など
は、春夏秋モノで吊るせない類と交代で衣装ボックスから登場してそのまま抽斗へ直行です。

そして、こうした衣替えの過程で来るシーズンや翌シーズンに登場しそうも無い面々にお別れ
を告げる「断捨離式」を執り行うのです。特に吊るしモノはその存在が常に目に入っています
ので、要る要らないの判断は比較的早くでき、気が変わらないうちにさっさと視界から遠ざけて
しまいます。

さあ、これで準備万端。今年の冬は平年より寒くなるという予報もありますが、どっからでも
かかって来いや~、ってところです。


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続、コダワル [衣の抽斗]

「食欲とコダワリが無くなったら俺の最期は近いと覚悟を!」

常々家でそう言い聞かせている私。どんなに熱が出ようとも、キッチリ三食を胃袋の中へ納め、
どんなに近場へ出かけようともソレなりの服装をし(実はここがかなり微妙)、決して家着のまま
ツッカケ履いてなんて手を抜かないぞ。

服装に対するコダワリがなぜにこれほどまで強いのか? いったい何時頃からそうなのか?

『人の振り見て我が振り直せ』とは亡き婆ちゃんの有り難きお言葉。身を切られる思いを必死に
堪え(たぶんそう思う)、必死の笑顔で応対するスタッフさん達を傍目で見ていると、なるほど己を
知るという事が如何に大事かと思い知らされることがあります。

そんな私がある朝の朝刊で目にした全面広告は、あの世界的超有名デザイナーの写真とサイン
が載ったものでした。

「...... あなたのサイズに合わせて......特別な一着を......」


というコピーが入ってました。もし「あなたのサイズ」に合わせてしまったら、あなたのデザインの
オリジナリティーはいったい何処へ??

何を隠そうこの私、実は三度の飯やデジイチよりもこの方の大ファンであります。
初めての出会いは30年前、結婚記念にと家内が買ってくれた一着のスーツ。以来香港へ出向く
度に当時JMさん配下のお店にて、なんと日本の半額位で買い求めることが出来ました。

その時仲良くなったある男性スタッフから生地の良し悪しの見分け方まで色々と学び、彼がいなく
なってからも洋の東西を問わず、機会あればお店を覘くようにしていますが、なんと言ってもやっ
ぱり本家本元本店で味わう醍醐味には敵いません。

醍醐味と言えばもうひとつ、自分のサイズをズボンの裾上げだけで着こなせること。その為の体を
敢えて創り上げるべくひたすらストイックに自己管理を怠らず、せっせとジムへ通い続ける自分が
究極のコダワリ。

試着の際店のスタッフに「う~ん」と一言唸らせ、たとえそれがどんな世辞であろうと気にせず一人
悦に入る大馬鹿者の私。

ああ、あとどれくらいこんな事ができるんだろうか、と老いも感じずにはいられない微妙なお年頃。

だからこそ、この馬鹿コダワリだけは休み休みできないのであります。


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B・Bな大阪 [衣の抽斗]

  B・BとはBrand & Brilliant の略で、自分が大阪の華やか過ぎる(関東に比べてです)
ファッションを表現するのに今回勝手につけた形容詞です。

無事、満中陰法要を済ませた翌日、横浜へ帰る前に香典のお返しの品を購入するため
梅田の阪急百貨店へ立ち寄り、そのついでに昼食も食べることにしました。家内がゲットした
カード会社発行のリッツカールトン大阪無料昼食クーポンを使って、チャイニーズランチを香桃
(シャンタオ)で
食べたわけですが、デパート内にしろ、ホテルまでの道すがらにしろ、改めて
大阪ファッションの色遣いの華やかさには正直驚かされます。

特に大阪セレブが集まるリッツカールトンでは、思わずチェリッシュが唄ったてんとう虫のサンバ
の有名なサビフレーズ、

  [るんるん] あ~かあ~おきいろの~、衣装を着けた~ ・・・・・・・・・・・ [るんるん]

を、口遊みたくなるほど結構色遣いが原色っぽくて、東京・横浜ではまずお目にかかれない。
そして家内曰く、ここのお召し物は全て有名ブランドらしいです。

似合う似合わないは別の話として、私達には真似できないけど決して嫌いではないなと、そう
結論付けることが出来ました。大阪はやっぱりこうでなきゃあかんわ。
売っているもの(服飾品)が全然違うと、生まれも育ちも横浜な家内は、意外な大阪ファンで
あります。

そう言えば一昔前、まだ前の実家へ帰っていた頃、電車の車中で私たちの前に若いお姉さん
が二人座り、その途端どうやら家内のファッションチェックを始めたと、その四つの視線の動きで
分りました。肝心の本人はそうとも知らずに何やらバッグの中を覗き込んでゴチャゴチャ探し
物をしています。中身を一つずつ持ち上げて取り出しては仕舞うのを見る度に、お姉さん二人は
何やら笑顔でヒソヒソとやります。

何を家捜ししてたのかは分らなっかたのですが、とにかく家内の動作が回を重ねるうちにお姉
さん達二人
のテンションも最高潮へと登って行きます。

そしてついに最後の財布がバッグから顔を覗かせた瞬間でした。

手を叩かんばかりに二人、嬉しそうに最後の難関クイズにでも正解したかのようにお互い体を
揺すって健闘をたたえ合っているではありませんか。その二人の様子をずっと眺めていた私も
可笑しくなってきて、つい吹き出してしまったのです。

当の本人は何が起こったのかとキョトンとしてましたので、お姉さんたちが降りた後、事の顛末を
実況解説付きで教えてやりましたが、さすが自分の持ち物がお姉さんたちのブランド当てクイズの
ネタとなっていたとは思わなかったようです。
彼女たちの期待を裏切らないでよかったわけだし、車中退屈しないで済んだお姉さん達と私。

それにしても大阪のファッションチェックはかなりストレート。
だからこれだけ日頃から鍛えられてたら、ファッションに気合が入るのも無理ないですわ。


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クールビズと老け防止策 [衣の抽斗]

  元気印の象徴として、よくクローズアップされるのがお年寄りの原宿、巣鴨のとげぬき地蔵。
確かにインタビューを受けるお年寄りの元気な事と言ったら、申し分ありません。

が、しかし、元気なだけではやっぱりただのお年寄り。お寺の境内に集まる鳩を連想させる
とまで言わしめた日本版お年寄りファッション。鳩と言われてもいた仕方がないあの配色は
いつの頃からか、お年寄りのユニフォームカラーとなってしまったのでした。

服装と顔つきは時として、その人物を年齢以上に老けさせてしまいます。恐ろしい事に。
服装の色と顔の表情にまったく変化がなくなった時、人はグッと老け込んでしまいます。
悲しい事に。

五月も半ばを過ぎ通勤風景から察するところ、クールビズもいよいよ本番へ突入という感じです。
昨年のスーパークールビズに比べ、多少何かと余裕の持てる今季のトレンドは、サマースーツや
ジャケットにタイと言う、暑くてもちょっとキメてみると言う風な動向らしいと日経新聞には紹介
されています。
さて、今年のオジサン達はどうしましょうか?

普段のスーツ姿からネクタイを外しただけならまだしも、ジャケットすら羽織らないとなるともう
これは徹夜残業明けの寂しい勤め人でしかありません。特にシャツが無地の白系だと特にです。
最近ようやくボタンやステッチにアクセントが入ったシャツを着用するオジサンが増えて来ましたが
それでもズボンがスーツのだとやっぱりどこかおかしい感じがします。
ここはやはり、スラックスを別注するべきでしょう。

     どこがどう違うんだい!!

お叱りを受けそうですが、ショップへ一度足を運んで現物を試着すると、その違いは判ります。
スーツはバラして着ない方が賢明です。なぜなら、今度スーツとして着る時、はっきりとズボンの
方が遥かにヘタッているからです。お尻や膝、膝の後ろなどヘタる箇所はいっぱいです。

では取り敢えずどうすればよいのでしょう?

とにかく面倒臭がらず自分の足で百貨店へ出かけてみましょう。頼みもしないのにあちこちで
こんなんどうですか?、あんなんどうですか? と、『流行・ハヤリ』を提案してくれます。
そこで、『へ~、こういう着方(コーディネイトと言えれば尚よし)もあるんかい、と目から鱗なら
もう既にオジサンは一歩リードで、さらに実際着用に漕ぎ着ければ、その日からオジサンは
one of them から浮き出て来れるのです。

そしてこれと機を同じくして、他のオジサン達のファッションチェックをやり始め、ダメ出し出来る
ようになればもう怖いもの無しです。他人様のを気に掛けるという事は、自分も観られてると
意識し始めるという事なの
です。

そうです。見られてナンボの世界がファッションなんです。

服だけではありませんよ。鏡や車窓に映った自分の顔、怖くはないですか?
ただでさえ重力の法則で眼瞼が垂れ下がり、ほうれい線の深度が上がるだけでも充分怖い顔に
なれるのに、疲れやストレスを上塗れば誰も近寄らなくなること必至です。

歳に逆らって人工的や不自然な若返りは奨励出来たもんじゃありませんが、逆にあまり
スタンダード(標準)過ぎるのも良くはありませんので、ここはひとつ子供だけではなく、自分の
標準偏差値も上げる努力はして行きたいものです。


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舶来屋 [衣の抽斗]

  上海繋がりのオマケと言ってはなんですが、上海がのちの人生に大きく影響を与えたと言う人物
を描いた小説の話を付け加えておきます。

その人の名は茂登山長市郎さんといい、銀座のサン・モトヤマの創業者と言えば大方はご存じだと
思います。一時読み漁っていた幸田真音さんの作品の中で、いつもとかなり毛色が違った作風の
『舶来屋』で、彼の波乱万丈な人生の回顧をしています。

『舶来品』なんて言っても、今の若い世代にはひょっとして通じないかも知れませんが、少なくとも
『輸入品』よりかは遥かに格式があり、そして重みのある響きだとは思いませんか?
その舶来品の中でも当時では飛び切り上等な洋服との出会いが、茂登山さんの人生を大きく変えて
行くことになります。その出会いとは、彼が出征して上海に一時駐屯することになったある休暇日に
街の洋品店でショーウィンドウ越しに、目に穴が開くほど食い入る様に眺めていたバーバリーコート。

いつか自分も生きて戦争から戻れたら、こんな洋服と関わって行きたいという決意を胸に抱きながら
激戦地へと向って行くと言うところからこのドラマは本筋へと展開して行きます。瀕死の重傷を負いな
がらも辛うじて帰還できた茂登山さんは、戦後の混乱期を持ち前のアイデアとセンスで生き抜き、
サン・モトヤマの基礎を築いて行きます。
『美しいもの、そして本物をこの国へ・・・・・・。』をモットーに精力的に活動した結果がかのエルメスや
グッチを初めて日本へ登場させた、正真正銘の立役者であるわけですね。


家内が口癖のように言ってる、『5月生まれはヴィーナスの星がついてるから、つい、良いものに目が
行っちゃうのよね』とまあ、あながち『買い物するぞ』と予告してるとしか思えないフレーズですが、
その同じ5月生まれである私もそう言えば、かなり若い頃からそうだったかも知れず、随分とえぐれて
見える親のスネはそのせいかも知れません。

もう一つ家内の受売りですが、あの三輪明宏さんも曰く、『人間、美しいものに接していれば心も穏や
かに、そして豊かになる』んだそうです。なかなか一朝一夕には行きませんが、心掛けとしては留め
て置きたいものです。
特に『見る目』や『味わう舌』、『聞き分ける耳』、『嗅ぎ分ける鼻』そしてもう一つ、『触り分ける手』の
五感を磨き上げることが出来たら、それは楽しい人生となるに違いありません。

一昔前のコーヒーのCMではありませんが、『違いが判る男のなんとかシャバダ~』みたいになると
物凄くカッチョいいんでしょうね。 

さて今日はホワイトデーですね。
今宵本命同士、『違いが判る』そんな素敵なひと時をお楽しみください。
 


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オジサンの洒落っ気 [衣の抽斗]

阪急メンズが有楽町ルミネと共に快調に飛ばしているらしいです。
日本初と言っても過言ではないでしょうが、建物一軒が男性用ファッション全般と言うのは凄い。


背広の語源!?.jpg阪急百貨店というと、大阪では昔からその地位を
しっかりと確立してきた、私にとっては高級デパート
のイメージがいまだにあります。小さい時、阪急へ
行くぞと父親から告げられると、それはそれは胸が
高鳴ったものでした。なぜならまず、こんな時しか
登場しないイッチョライが着れたことがひとつ、次に
阪急のおもちゃ売り場が結構イケてたこと、最後は
お好み食堂で特選お子様ランチが食べれたこと
でした。特に懐が一番暖かかった正月明け4日の
初荷に出掛けるのが最高だったのです。

私だけではなく家族全員がイッチョライですから、近所の人には出掛ける事丸わかりと言うか、どうだ
行ってくるぞと言わんばかり、逆に自慢もチャッカリしているようでもありました。
当時はこんな風景があちこちで見られたわけでしたが、現在はと言うとどうなんでしょう?

老若男女誰をとってみても、今日そのファッションにイッチョライかどうかのボーダーラインを引くのは
至難の業となって来ているようです。
特に男の子供とお父さん、そしてカップルの男性の方はその傾向が強いように思われます。
その中でも特に中年以降のお父さんのファッションには、私の独断と偏見から言うと今すぐにでも
大革命が必要でしょう。

少し話は逸れますが、私なりの解釈として、ここ何十年の間に少しずつ、プライベートとパブリックの
間に浸透圧が作用し(濃度が濃いのは断然プライベートの方!)、相互の
ボーダーラインが曖昧に
なって来て、個々の頭の中のスウィッチがどうも旨く作動しなくなってしまったように思えて仕方
ありません。こうしたマルファンクションがややもすると、数々の社会問題を引き起こす原因にもなって
いるような気がます。本来家の中でされるべきことが、平然と公共の場で行なわれていることからも
よくわかります(あくまでも私個人の尺度ですが)。

ことファッション一つをとってみても、家から一歩外へ出て少なくとも車やその他の交通機関を利用し
何処かへ行くにしても、気持ちの上では近所のコンビニへ行く感覚と、そう大差は無いような感じが
します。さすがにジャージでデパートをうろつくオジサンはいませんが、それに近い『手抜きは』はよく
見かけます。

しかし、目線を先程の大阪阪急百貨店へと再び戻しますと、何と一人でファッションフロアで買い物
をする小奇麗なオジサンの多いことか。これ、決して根贔屓ではありません。
いつかは忘れましたが、大阪の実家へ帰り、デパートへ行った時に気付いた事象なんです(特に
阪急百貨店が顕著)。発見した当時では、少なくともこちら東の方では見受けられなかった光景
ですが、海の向こうのイタリアでは日常茶飯事のことはみなさんご承知の上で、街中を歩いていると
都会であれ地方の小さな町であれ、なんと素敵なオジサンの多いことか!

顔の創りは違えど、日本のオジサンと背格好がさほど変わらないイタ・オジさん、ではいったい
どこが根本的に違うのかを検証してみると、私なりの独自論に至りました。
それは『人から見られてる』という意識があるか無いかです。人から見られてるからちゃんとして
同年代のオジサン達との差別化を図っているのです。ちゃんとすることがその内お洒落するという
ことへと変化していくのだと思います。日本では自意識過剰とも取られかねませんが、こういう自意識
だったらいくら持っていても構わないはずです。

何かのコラムで読んだんですが、筆者が読者に、「あなたの部屋には姿見がありますか?無ければ
今すぐ手に入れて、毎日出掛ける前に己の全身を映しチェックしてください。」と、言うような記事
でした。人に見せる前に事前チェックしろと言わんばかりですね。でも、こういう行動を繰り返せば
自ずと自分を構うように習慣付き、その内週末スーパーへ奥さんのお供で出掛ける時でも、ちょっと
洒落っ気を出すようになるかも知れません。

サラリーマン川柳にシンクロして大きくうなずいてる場合ではありません。川柳の中身がオジサンの
武勇伝に取って代われるように(あくまでも家庭内争議に発展しない範囲で)なればいいですね。
小さなことからコツコツと、無理なく無駄なくやって行きたいものです。

阪急メンズ、大阪で培ったノウハウを引っ提げての銀座進出ですから、冒頭の結果も当然かも
知れませんね。若者だけの聖域ではありませんから、ちょっと『見られたいな』と、思ったオジサンは
早速足を運んでみてはいかがでしょうか。


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