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Oh my Seoul Food [食の抽斗]

 


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引続き予断は許さないもののどうにか崖っぷちで止まっている朝鮮半島危機


日本海と太平洋を跨いだ関係国間での丁々発止


今、そこまで来ている危機を尻目に短期間で胃袋に収めてきた


ソウルフードの数々をご紹介することにいたしましょう




本降りとなってしまった首都の空の下を空きっ腹はそれ急げと


容赦なく突撃命令を下すものですから急ぎ足で目当ての店へ向かいます


さすがこの雨だと観光客の姿も疎ら過ぎて国籍確認できない明洞エリア中心


ちなみにハネ防止は大股で歩くに限るらしいです


 


- ソルロンタン -


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牛肉のエキスという全てのエキスで出来上がった超薄味白湯スープ


塩コショウと特製ジャンで自分好みの味付けにしてネギをたっぷりかけ


あのスプーンに乗せたご飯を浸して食べる韓流ネコマンマ


白菜キムチとカクテキが食べ放題というのがなんとも嬉しいです


間違いなく滋養強壮、精がつきまっせソウルフードの一角です


 


- 伝統的済州懐石 -


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メイン通りからちょこっと脇道に逸れた処に旨いものアリは


何処か天神橋筋を彷彿させる似たもの共通点


昔の母屋造り風店舗で食べる韓流懐石


アワビ粥と白菜水キムチでスタートするところなんぞ


酒を飲む前の胃袋準備というところでしょうか


いきなり生ジョッキガブ飲み派は見習わねばなりませぬ


 


- ポッサム -


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ボイル豚を葉っぱに巻いて食べるこれも伝統料理のひとつ


意外にも提供してくれるお店が少なくて運良くインサドンで発見


ここもミョンドン同様本通りから脇道へ逸れた隠れ食堂


日本のようなサンプル見本は無いにせよ写真で十分判断は可能ですから


じっくり時間をかけて旨い処探索も旅の醍醐味のひとつです


 


最後の夕食は韓流ドラマにもよく登場するMOSF(Mother of Seuol Food)


チキン屋さんで生ビールとローストチキン&ビビンメンで締めくくりです


それにしてもソウルっ子はなぜにこれほどチキンを愛するのか


確かに手頃な値段にボリュームたっぷりときてますから当然といえば当然


フライドでは健康面で難アリですから胸肉のローストでヘルシーに


ビールが進んでしまうからこれでやっぱり帳消しです


 


結果、2kgオンで帰国いたしました


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トリビア・デ・オオサカ [食の抽斗]



以前から大阪の街にやたらとパン屋さんが多いなと

感じていた私の大いなる疑問に答えるかのように

先日JR車内モニターに映し出されたマリオクイズでした



食パンの製造日本一の都道府県はどこ?



菓子パン製造と並んで勿論大阪府が全国一位とのことでした

そう言えば週末の大阪・地下鉄車内で

パンらしきモノが入った同じ店名ロゴ入り紙袋を持った人を見ましたよ

今大阪では大人気の食パン屋さんだそうです

大阪人はこれを3~4枚切りの厚さでトーストにし

自宅モーニングを楽しんでいるようですよ

恐るべし、粉モン文化です



恐るべしと言えば大晦日と初売りのウメ地下です

荷物を持って歩くのがやっとでまわりを見渡す余裕もなかった前回と異なり

香典のお返し(満中陰)の品を物色するのと同時に

改めて大阪のデパ地下をキョロキョロする余裕と空間がありました



すると何とも不思議な光景が眼前に広がっているではありませんか

至る所でお姉さんたちが満面の笑みで試食に誘っています

ごはん片手にプラプラやれば立派なフルコースの出来上がりです

おまけに商品サイズ並みにカットされたチョコレートまで登場で

さすがにここは大勢の人だかりとなってました



極めつけはよく土産を買う和菓子屋さんです

あちこちに支店があるこのお店は購入金額にかかわらず

会計待ちの間に必ずお茶とお勧め商品の試食を出してくれます

まさかデパートの店舗でもやっているとはさすがオオサカ

口が肥えるのも無理はないとつくづく実感です



大阪での旅行中にもし小腹が減り、そして近くに百貨店があったら

迷わず地下食料品売り場へ直行することをお勧めします


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Holiday Season [食の抽斗]


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結果がどうであれ、家主が代わるのだから
その準備は進めなければいけない。

首都は物々しい警戒の下、あちこちで工事中の
通行止めに遭い勝手が悪い。

しかし、最大のイベント感謝祭を間近に控え
人びとの心はすでに故郷へと向かう。

そして、街はもうクリスマス一色
さあ、私も帰るとしますか。



それを言ったら [食の抽斗]



イジらずにはいられない粉もん文化への警鐘記事



大阪府、粉もん+ごはん控えて
(毎日新聞8月3日配信より)



イタリア人にパスタを控えろ

香港人におかずを乗っけたご飯を控えろ

韓国人にチジミとトッポッキを控えろ



って言っているようなもの

同様の粉もん文化を持ついずれの国々でも

体格のよろしい方が多いのは明白です



焼きそば定食は高校時代夕食前の必須アイテムでした

焼きそば・白飯・味噌汁・お新香

一日の要摂取4,000カロリーには強い味方でした

しかし、なぜかお好み焼定食には抵抗感がありましたから

夕食メニューが大好物の場合は焼きそばサンドで我慢してました



ごはんが消えていくという悲痛なニュースもあり

これではますますお米離れに拍車がかかりそうです

ということは

やっぱり粉モンが残るんやろね


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煮抜き [食の抽斗]



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間違いなく「かしわ」以上に関東では最も通じない

関西方言リストのトップにランクインされているはずです

かつては喫茶店のモーニングメニューで持てはやされ

遠足や運動会のお供としても登場していた

そうです、あのゆで卵のことなのです



全国的にチェーンコーヒー店の進出により

顕著な衰退傾向にある喫茶店ですが

こと大阪においてはしぶとく健闘していて

早朝にもかかわらずシニア層の溜まり場と化しています



 そんな町場の人気者で供されるなら驚きなどするはずもない煮抜きが

うめ地下のチェーンコーヒー店で登場するとなると

話はまったく別なのです

それも対抗馬がヨーグルトとなるとです



今月二週目の週末

老母の引越し関連で三日間早朝より働き詰めだった私と家内は

初日の朝始発便で来たこともあったので

途中のうめ地下で二度目の朝食をとることにし

いつもは素通りしていたお店へ入りました



席取り役の私に向かってオーダー係の家内が

ゆで卵とヨーグルト、どっちにする?

そんなもんあるんかいと半信半疑な私の目の前に現れたのが

煮抜き付きモーニングセットその1でした



卵サンドやスクランブルドエッグならまだしも

ゆで卵が登場してしまう大阪のチェーンコーヒー店

横浜にも登場してほしい


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困った時の粉もん展になれる? [食の抽斗]

家内がある夕方のニュース&情報番組で観たという、とある東京のデパ地下でのGW物産展にできた行列。
その発信源を明かすと、なんとあの551の豚マンだったとか。いまだ人気衰えずなんですね。

ネットでも簡単に購入できるようになった551ですが、やっぱり作りたて蒸したての一品をウスターソース
と付属の特製カラシでいただくのが一番です。徐々に小さくなりつつはあるものの、そのコスパはしっかり
キープしているのも人気の秘訣なんでしょう。

そして、もう一つ出来た行列の先に何があったかというと、これが昔ながらのイカ焼で、大阪通の方でない
とちょっと馴染み薄いイカとメリケン粉のコラボで仕上がったアナザー粉もんです。卵が入ると高級の称号
が付くとか付かないとか...

おそらく只今大改装中の阪神百貨店から出稼ぎでやってきたのではないかと思われますが、できることなら
一緒にキャベツ焼も持って来てくれればよかったのにと悔やまれます。

お好み焼きのプロトタイプとも称される?このキャベツ焼、幼少の頃の買い食い対象品の急先鋒であり、近所
の駄菓子屋さんの店先へ10円玉握り締めて足しげく通った記憶があります。店内にあるカラフルなチュル
チュルストローゼリーや、チューブ入りチョコの激しい誘惑にも負けず、頑なに鉄板上の今まさに出来上がら
んとしているキャベツ焼き一点を見つめ続けるのでした。

チクロや不可解な合成着色料がオンパレードだった当時の駄菓子の中において、正に安心・安全なおやつでも
あった大阪の粉モンの存在は偉大なり、ですね。

それにしても、あれだけ怪しげなものを毎日口に入れながらもよくぞここまで生き延びれたのは、単に医学の
進歩だけでは説明はつきません。おそらく土やホコリと戯れるうちに、自然界より様々な抗体を授かっていた
に違いありません。

困ったときは北海道物産展がやって来る百貨店の催時場ですが、果たしてコテコテ大阪粉モンはそれに取って
代われるか、GW明けのレポート(もしあれば)が楽しみです。


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Soul Food の魅惑 to 誘惑 [食の抽斗]


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墓参りの後はこれに尽きる
最寄駅の商店街にある全くローカルな店


しかし、侮るなかれ、ジモティが行列をつくる
大変な人気店なのだ

家内が欠席なので本日はお一人様席に陣取る
これが人気の秘訣でもある
分度器で測っても正確に90度なボックス
長居は不可能

自分で焼くには腕が落ち過ぎているので
奥の焼き方おばちゃんにお願いする

お昼前だと言うのにすでに満席の店内を
リサーチしながらおばちゃんの登場を
男は黙って、待つ

テーブルサイドのゴールデン•ラインナップは
確実に昭和へと誘ってくれるシロモノだ
ソースは刷毛塗りの2種類
そして、鰹節と青のりは今でも手掴みだ!

不衛生なんて言っちゃあダメだ!
昭和の人間はこうして免疫力を高め、保ったのだから


来た来た、やっとちりとりみたいのに載って
「これ、まだ未完成やから、もう片面5分ずつお願いします」

おっと、そこまで焦らしてくれるのか
やすやすとは胃に運ばせてくれない奴だな
それじゃあ、ビールでも

と、小ビン追加
ローカル大阪には中瓶なんて中途半端なモノは無い
そして、何故かビールと一緒に柿ピーミニ袋のおまけ


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おすすめは、ネギ豚玉
花粉症なんか一発で吹き飛ぶ、かも?

程なく焼き上がったら先ずは“辛い”ソースで下塗り
生地によく染み込んでくれる
それから“甘い”ソースで上塗り仕上げだ

おかかを先に摘んで全面カバー
青のりは3摘みにしておこう
なにせ、墓参り帰りなもんで

昭和男のこだわり、
マヨはタダでも使わないのが流儀

流儀と言えば、大のヘラで切り分け
小のヘラでそのピースを口へと運ぶ
『角打ち』ならぬ「角刺し」だ!!

まったく、全身お好み焼きだ!
帰りの電車内で、何人のひとが
一両日中に食べようと思ったことか

鶴橋でカルビ臭に侵されかけたが何とか持ち堪える
しかし、ホームに漂うあの煙は
反則の域を超えている

大阪、やっぱり侮れない街だ
ここにも将来、住むことにしよう


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食いだおれてはいられない [食の抽斗]

 
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天神橋筋界隈の食レポっぽいものは以前記事にしましたが、時間がある時には必ず足を伸ばすのが
ミナミの東心斎橋界隈。昔と比べ今はすっかり様変わりしてしまいましたが、所々に懐かし味をしっ
かり頑張って提供し続ける老舗も残っているのです。

大阪というとどうしてもお好み焼きやたこ焼きという具合に、粉モン屋三度笠的イメージがしっかり
根付いていますが、ドッコイ忘れちゃいけないのが洋食屋さんとうどん屋さんなのです。勿論ここには
串揚げ屋さんも入ってくるのですが、エリア的に集中気味な性質なのでここでは省きます。

幼少の頃イッチョライの外出着を着せて貰い母親に連れられて行ったのが、カウンターのみの洋食屋さん
『薔薇の木』でした。現在でも昔ながらの店構えで営業されています。ここのエビフライとバターライスが
大の好物でした。食前に出て来るちっちゃなグラスに入ったトマトジュースが、なんだか凄く大人っぽく感じ
たのでした。

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そこから少し北へ上がったところには老舗の三階建て『明治軒』があります。椅子やテーブルがその歴史
を物語っていますがウェイトレスさんは皆お若い方ばかりなので、このコントラストもなんだか面白いです
ね。階段を使って1Fの厨房から料理を運んでいる姿が逞しかったです。きっと、素晴らしいアスリートに
なれますよ。

洋食屋さんはやっぱりデミグラソースが命、たっぷりとかかったポークソテーを注文したら、「10分程
かかりますがよろしいでしょうか?」と意外な質問でした。よほどイラチなお客さんでもいるのかな!?
もちろん、私は無問題ですよ。

ガイドブック片手のアジアン観光客も多く見かけるようになったこの界隈、もう少し北へ進んだところに
ある老舗のうどん店「にし家」さん、うどんちりが旨いお店です。『うどんすき』と呼ばないところに浪花の
拘りがあるのですね。そうそう、お一人様だったら鍋焼きうどんをお勧めします。


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通りで見つけた柳屋敷風の店

人気も疎らな通りから再び心斎橋筋へと戻る途中に、一ブロック道の両側がブランド物買取・販売ショップ
のオンパレードな通りがあります。江戸でも有名なK兵やD黒屋もどっしりと店を構えています。相乗効果
狙いなのでしょうが状況や如何に? 確かこの辺りに昔大きなカメラ屋さんがあったと記憶しています。

この前帰った時は中崎町にあるローカルうどん店に入りお得意のうどんすきを食べましたが、外れること
なく旨いモノが提供される浪花の懐の深さを実感しました。これからの季節、木枯らしが吹いたらうどん
すきに燗酒が旨いですね。横浜では残念ながらM卯へ行かないと食べれませんから。

たぶんに漏れずチェーン店や訳の判らない店が増えてしまった大阪ですが、時間をかけてブラブラやると
まだまだ昔ながらのお店が掘り出し物のように発見できそうです。しかし、行動半径を拡げるためには長期
滞在を必要とするので、実行はもう少し後に取って置くことにします。


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ちょっと焼魚 [食の抽斗]

用事も少しあったので、いつもの時間に出社の土曜日、さてさてお昼は何処へ行ったもんかと、だだ
でさえレパートリーの少ないところに、余分な一回が入って来たもんだから、すっかり思案橋ブルース
になってしまいました。

ちゃっちゃと用事を片づけメルマガなどをチェックしていると急に閃きが...。

そうだ、旨い焼魚喰いに南青山へ行こう!

会社からだとみなとみらい線と地下鉄を乗り継ぎおよそ片道40分、渋谷での乗換えがもっとスムーズ
に出来たら時短は容易なのにと、迷路のように、しかも蒸し暑い渋地下をあっち行ったりこっち行った
りの恨み節。30分程の昼食と合わせ都合約2時間の寄り道無しのランチ旅、ちゃんと県境もまたぐし、
車窓と車内の風景も停車駅が過ぎる度に変化したりしてこれまた面白楽しいのです。

江戸ではなくTokyo の決して美味くはないけど『今』の空気を吸いにぷらっと出掛けると、かなり気晴ら
しにもなるんですね。外国人観光客の多さとバラエティーさに改めて驚き、雑誌やTVからそのまま抜け
出て来たようなかっこよくて綺麗なお姉さん達に、これでもかと言うくらい目の保養をしてもらいます。

表参道駅から真っ直ぐ向かった先は、以前にもご紹介したお魚専門店。土曜の開店の正午まで15分
程あったので、同じアネックス内にある洋書屋さんにて時間調整です。立ち読みするには桁が一つ違う
本ばかりなので、ザーッと一回りチェックした後礼を言って、さあ、いざ焼き魚です。

開店間もないというのに10席ばかりのカウンターはもう一杯。12時開店のはずなんだがと、細かい
ツッコミもほどほどにさり気なくカウンターを見渡すと、さっきの洋書屋さんに居て私より先に出ていった
人がひー、ふー、みー。考える事は皆同じと言う事だな。

本日のお魚から『かれいの柚香焼』を選び、一瞬、ランチビールの文字に目を奪われたけど、割と簡単
にスルーできました。小鉢にご飯、味噌汁、香の物でワンセット、ご飯と味噌汁はおかわり自由の〆て
税込み¥1,400也。

Suicaの使用料と合わせて¥2,750のスペシャル・ランチ。感覚的には梅田から阪急に乗って京都四条
河原町まで『鱧』のランチを食べに行くのと同じでしょうか!?

これって、ありですか?それとも無しでしょうか?


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睨まれ、タイ [食の抽斗]

この間久しぶりに家内のお供で、デパ地下食料品売り場を覗く機会がありました。消費税増税から
一ヶ月、ここだけ見ていればその影響皆無かと、見まがうほどの盛況ぶりに少々びっくりでした。

生粋の魚好きは鮮魚コーナーをぶらつくのが大好きです。特にこの日私の目を惹きつけたのが尾頭
付きをドッと並べてた鮮魚店でした。刺身パックや切り身を売る競合店とは明らかに差別化されており、
古き良き昭和の風情を感じさせる、「お好みに捌きます」スタイルの魚屋さんです。

アジや鯖の類は当たり前で、場所柄相模湾系の鮮魚、特に金目はそのプレゼンス自体が既に人の
目を惹きつけます。その後ろでこれも立派なチヌ(黒鯛)が鎮座しているのですが、どこか控えめな
感は否めません。これが江戸と上方の違いとでも言うのでしょうか。  

そして、忘れちゃならない魚の王様...なはずの......天然ものの真鯛は!?

いました、いました、やっぱり数形からして多種を圧倒するそのピンクががったお姿が。祝い事には
もちろん皆勤賞で、その堂々たる姿かたちと骨格は、細々とした小骨だらけの太刀魚とは比べものに
ならない、我が家の正月にも欠かせない一品でした。

時を遡れば、禄が少なかった下級武家での祝い事には、本物の代わりに絵で描かれた鯛が各膳に
置かれ、これをみなそれぞれで「睨んで」食べたつもりになったとか...。 

現在でも太公望たちの憧れの獲物であることは間違いないのでしょうが、ケースに並べられたその体に
貼り付けられた値札を見て、一瞬我が目を疑いました。 『1尾¥1,_ _ _』

昨今、わが国ではまさに様々な種類の魚が養殖されておることはご承知の通りで、かの近畿大学が
ついにクロマグロの完全養殖に成功し、今ではそのマグロが食せる直営のお店が大流行だとか。 

真鯛も多分に漏れず養殖されてきたことは確かですが、これほどまでに天然ものの価値まで下げて
しまおうとは考え及びませんでした。そして、世代交代の内に祝い事の食卓からいつの間にか尾頭
付きの姿がフェイドアウトしてしまい、果たして今の子供たちにこの魚の価値が伝わるものかと、寂しい
思いがこみ上げてきます。

昭和天皇も好んで召し上がったというあの眼肉の味が分かる世代は、もはやググッと彼方へ押し上げ
られてしまって、真鯛というと、「ああ、カルパッチョの魚でしょ?」という無味乾燥とした答えしか帰って
こない気がします。

ショーケースのクラッシュアイスの上で横たわる、おそらくその大半が売れ残るであろう真鯛の一群が
往来していく買い物客に向かってなにやら語りかけているようにも見えたのは、はたして私だけだった
のでしょうか。 

ちなみに私の好物のひとつがRed Snapper Kamanize 、和名は真鯛のあら煮です。


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