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デンマーク人の城という意味の町 [旅の抽斗]



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おとぎの国や美人天国などと形容されてきたエストニア
帝政ロシアやスウェーデン、大戦時のドイツにソ連と
占領統治の歴史を潜り抜けようやく独立そしてEUの一員となり
今日に至ってはIT先進国としてもその名を全世界に轟かせています



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首都タリンはその昔デンマーク人によって造られた町で
中でも世界遺産の旧市街地は現在も数奇な歴史の変遷と
どこかメルヘンチックな雰囲気を残します



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公用語はエストニア語でその他フィンランド語やロシア語に英語
歴史の産物として国民の語学能力は非常に高いレベルにあります
タリンだけを見てもエストニア人の他多くのロシア人も暮らしており
ヘルシンキと相通じるものがたくさん存在します



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物価が非常安いタリンは先の免税百貨船以外に
フィンランドからの買出し隊のショッピングスポットになっています
アルコール以外にタバコや食料品、衣料品などを買い求め
一緒に乗船させた車で持ち帰るというパターンです



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桟橋出口で待ち合わせた現地女性ガイドに合流すると
他にもう一組の日本人夫婦と豪州人男性の計5人のツアーと判明
早速お迎えのミニバンに乗車し出発進行です
ちなみにドライバーさんはガイドの旦那さん、夫婦船でしっかりお仕事です

最初の目的地到着までの間ガイドさんの歴史解説には非常に力がこもり
やや政治色の強さが垣間見えましたが如何せん独立を果たしてまだ26年
幼い目で激動のシーンの数々を目撃してきたであろう彼女には
我々外国人に語らずにはいられないという衝動が抑え切れなかったのでしょう



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エストニアは「歌の国」としても有名で5年毎に歌と踊りの祭典が催されています
その会場となるタリン音楽堂はこの国の独立と深い関係があります
歌による革命とも称される独立運動の魂は現在に至ります
よってエストニア人を語る時は必ず歌がセットとなるそうです



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ヘルシンキやサンクトペテルスブルグと並び称されるタリン
そのロケーションの重要性で古くから経済的にも発展してきました
ハンザ同盟の一員としてしっかりと地位確立され
その歴史的意義を解説した記念館がオールドタウンにあります



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他国による統治は人々と密接な関係にあるはずの宗教にも影響を与えてきました
長年にわたるロシア帝政時代にはロシア正教や
ドイツを源とするプロテスタントの福音ルター派(ルーテル教会)が主です
ただ意外にも歌をこよなく愛するエストニア人の信仰心はさほど強くはないそうです



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旧市街地は小高いトームペアの丘を石の城壁でクルリと囲まれている
中世の要塞とその麓に栄える商業地区の名残です
ちょっと遅い昼食を挟み帰路の集合場所をガイドさんと確認したのちは
自由行動となったのでできるだけ細部にまで歩を進めてみることにしました

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なだらかな坂道を下ってくると当時の商業の中心であった旧市庁舎広場に出ます
広場を囲むように所狭しと建物が並びどこかドイツを思わせる光景です
タリンはザッハトルテをはじめスウィーツでも有名なのです


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ハンザ同盟による交易で取り扱われた商品は展示室に飾られており
実に多品種が世界各国から集められていました
広場の一角にあのユニコーンの角が保存されているという古い薬局があり
入場を試みたところ残念ながらすでに閉館時間を迎えていました

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ヴィル門が見えてきたらそろそろ旧市街地とはお別れです
門のすぐ手前の城壁沿いにズラリと編み物屋台が並び
セーターの壁とも呼ばれているようですが残念ながら休業でした
エストニア・フォークロアな柄やムーミンのセーターが売られているそうです

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門の前にある大きな交差点を反対側へ渡ると集合場所のホテルがある新市街地です
約6時間のタリン観光は一応見所を押さえたようです
帰りの船内は夜の便という事もあってか結構空いていて
カフェテリアでゆっくりワインを飲みながら夕食をとることができました

ターミナル出口で同行した他の3人に別れを告げ再びトラムに乗車
今度はホテルのすぐ目の前に停車する路線で安心帰還でした
おまけショットでこんなものも城壁の中にしっかりとありました
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有形世界遺産の中の無形世界遺産
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ご当地物価の大切なバロメーター

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あるいる

ヨーロッパの国々の歴史は複雑でよくわからないのは、歴史が苦手なのと島国生まれの島国育ちのせいだと、自分の努力は棚に上げておきました。
彼らが生きのびて行くためにどれだけのことをしてきたのか、しなければいけなかったのか、してはいけなかったのかと城壁に囲まれた写真を眺めながら自分の知識のなさと甘さを再確認です。
それでも、時代が移りかわると、街にはコカ・コーラと並んだハンバーガーショップがありスシ屋までもが見られるとは、人間は貪欲なイキモノだとこれまた再確認ですよ。
ユニコーンの角、見られなかったのは残念ですね。


by あるいる (2017-06-18 06:38) 

ma2ma2

寿司店は世界中にありますね!
マックでしょうか?物価のバロメータになりますね(^^)
by ma2ma2 (2017-06-18 09:33) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あるいる さん

島国ニッポン、幾多の外敵侵略の危機も大しけや台風のおかげで命拾
いしてきました。今やそんな気象現象をもろともしないこわーいモノに睨
みを利かされてます。陸続きだとどうしても強いものが弱者をという図式
が成り立ってしまい、歴史はその悲劇の繰り返しでした。ヨーロッパを旅
するごとにひしひしと感じます。
怪しい薬屋の陳列ケースにはなにやら興味を引きそうな代物が陳列され
ているみたいです。ユニコーンの角、セイウチの牙でないことを祈りなが
ら次回まで楽しみとして取って置きます。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-18 21:10) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

ma2ma2 さん

何人が作ってるのかさっぱりわからない日本食店が知らないうちに世界
中に繁殖したようです。世界遺産登録されたわけですからパクらない手
はないということでしょうね。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-18 21:12) 

hatumi30331

独特の雰囲気がありますね。
素敵な街です。
歌の国・・・なんですね。^^
最近見た映画?
エストニア人って言葉がいっぱい出て来たような気が・・・
何て映画やったかな?
忘れました。へへ;

夕焼け見てワイン飲む。
贅沢な時間です。^^
by hatumi30331 (2017-06-18 23:38) 

tommy88

ユニコーン、やっぱり実在したんだ。
そういう展開は好きです。
むかし住吉大社のお祭りで見た大蛇の小屋よりは良さそうです。
その薬局も、いつも閉まっていれば怪しいですが。
実際に営業はされているのなら、見たい物ですよ。
「旅で出会ったかわいい子 こっこ」、買いました。
明後日、仏壇に上げてから、ついに食べることになります。
ユニコーンの角より先に現実となります。

by tommy88 (2017-06-19 09:48) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

hatumi30331 さん

北欧や東欧の文化など歴史の中で混ざり合った結果ユニークで新しい
ものが生まれたということですね。その中のひとつが歌を愛することなん
でしょう。
エストニア人もどうやらワインを好む人種みたいです。そう言えばフィンラ
ンド人もそうでした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-19 21:42) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

tommy88 さん

一角が存在する以上ユニコーンもという展開でしょうね。角だけ残ってい
てその本体の頭蓋でもあったらなお信憑性は増したはずです。鹿の角の
ように漢方的滋養強壮剤として大変貴重な代物だったから薬局にあると
言う仮説なら説得力も高まります。
こっこの事覚えていただけてましたか。初トライはオーソドックス味からな
んでしょうね。抹茶、ストロベリーへと展開すればすでに虜となってしまっ
てる証です。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2017-06-19 21:49) 

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